柔道ニュース




● 「1人審判」をテスト導入へ IJFが来年1月から

国際柔道連盟(IJF)が来年1月から、1人審判制をテスト導入する方針を固めたことが31日、分かった。

同日、ブラジルでの世界団体選手権から帰国した全日本柔道連盟の上村春樹会長が明らかにした。

IJFは同選手権の期間中に、理事会幹部がルール改正を協議。

IJF理事を兼ねる上村会長によると、主審と副審2人の方式から主審1人に変更し、

ビデオ判定役のジュリー(審判委員)が判定の正誤を監視することで合意したという。

大会経費の削減が狙いだが、今夏のロンドン五輪では審判団の判定がジュリーの指示で覆る混乱が起きたばかり。

1人審判制になると、主審の権限がさらに低下することが懸念される。

全柔連は、来年5月の全日本選抜体重別選手権でテスト導入。

IJFは来年8月の総会で、1人審判制の是非を含むルール改正を協議する。
inserted by FC2 system