● 柔道:福岡が男子66キロ級V、2階級制覇…講道館杯
柔道の世界選手権(ブラジル・リオデジャネイロ)代表の1次選考会を兼ねた
講道館杯全日本体重別選手権は10日、千葉ポートアリーナで開幕し、第1日は男女7階級を行った。
男子は73キロ級で、大野将平(天理大3年)が決勝で後輩の土井健史に一本勝ちして、初優勝。
66キロ級は、福岡政章(ALSOK)が制し、09年の60キロ級に続き、2階級制覇。
81キロ級は、長島啓太(日本中央競馬会)が連覇し、60キロ級は木戸慎二(日体大4年)が優勝した。
○…井上康生新監督の前で存在感をアピールしたのは、若手だけではない。
男子66キロ級で、28歳の福岡が3年前の60キロ級に続いて2階級制覇。
「若い選手が多いけど、まだまだおじさんも負けていられない」と笑みをこぼした。
井上監督と同じく、東海大からALSOKへと進み、ともに東海大の道場で汗を流した。
「道場で一番、練習していたのは康生さん。それだけやっても負けるという厳しさを学んだ」。
恩返しは結果で示す覚悟だ。