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● 内股さく裂、粘りの柔道も=20歳の新星・大野、成長著しく−講道館杯柔道


千葉ポートアリーナ ロンドン五輪で中矢(ALSOK)が銀メダルを獲得した男子73キロ級に、新星が現れた。

天理大3年で20歳の大野。「シニアで初の個人戦優勝。素直にうれしい」と相好を崩した。
 
天理伝統のしっかり組んで一本を取る柔道を実践。決勝を含め、5試合中3試合を内股一本で奪った。

同じ柔道家で2歳上の兄をお手本に覚えた内股。「得意な技の一つ。気持ちも乗れた」
 
初戦の2回戦では相手の「指導2」で優勢勝ちしたように、粘りを併せ持つ。

大学の先輩で、ロンドン五輪100キロ級代表の穴井に「気持ちを切らさず我慢」と助言されていたという。

全日本男子の井上康生新監督は「最悪の状況でも勝てる準備をしてきた」と目を細めた。
 
柔道の名門私塾「講道学舎」出身で、昨年の世界ジュニア選手権王者と順風満帆。

講道館杯制覇で今月末のグランドスラム東京に出るチャンスも訪れそうだ。

大野は「選ばれたら勝ちにいきたい」と意気込んだ。


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