● 柔道男子団体、糸満が2連覇 県民体育大会
第64回沖縄県民体育大会秋季大会は17日、石垣、宮古で採点競技8競技を行い、
柔道団体男子は糸満市が2連覇を果たした。
糸満、狙い通りに運び圧勝
柔道は昨年覇者の糸満が決勝で那覇を下して2連覇。先鋒の岩切大が、
得意の投げで合わせ技の一本を決め、チームを波に乗せた。
重量級の大将戦では不利だと読んだ糸満は、先鋒から中堅までの「前の三つ」で勝ちにいくことを狙っていった。
その最初の大役を引き受けた岩切は、ライバルの那覇に「絶対に負けたくない」という気持ちで臨んだという。
開始早々に巴投げで相手を宙に舞わせ、技ありを奪うと、背負い投げでも再び技あり。
得意とする投げ二つで一本を取った。
両親が与那国出身という岩切は
「八重山の大会で、たくさんの人が見に来てくれている中で勝てて良かった」と笑みを見せた。
次鋒、さらにポイントゲッターの中堅・伊禮俊もチームの期待に応える試合を見せ、
作戦通りの白星先行で優勝を確実にした。続く副将の伊敷吉高まで負けなし。
大将戦は那覇の七戸虎(那覇西高―福岡大)に黒星を喫したものの、糸満の圧勝だった。
それぞれ職場が違うメンバーが地道に練習を重ねてきたといい、
伊敷主将は「皆が(自分の)仕事をした。チームワークが優勝につながった」と強調、3連覇へも意欲を見せた。