柔道ニュース



● 愛荘の中学柔道部員死亡:賠償訴訟 秦荘中元顧問を初尋問??地裁 /滋賀


09年7月に愛荘町立秦荘中で柔道部員の村川康嗣君(当時12歳)が、

顧問の元講師(29)に技をかけられて翌月死亡した問題で、

遺族が同町と元講師に計7500万円の損害賠償を求めた訴訟の第6回口頭弁論が4日、

大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であり、元講師への初尋問が行われた。

元講師は事故当日の康嗣君の様子について「普段とあまり変わらないと思った。

(体調の変化に)気付いてやれなかった自分を反省している」と述べた。

一方、遺族が主張する部員への日常的な暴力については

「『もっと頑張れ』という気合付けでたたいたことはあるが、体罰とは思っていない」と主張した。

秦荘中への赴任前に指導経験はなく、練習計画を作っていなかったという。

また、村川君の同級生で柔道部員だった男子生徒(16)の証人尋問もあり、

男子生徒は部員への日常的な暴力があったとして、

「怒られるのが怖くて、体調が悪くても言えなかった。

休みたいと言える環境じゃなかったので事故が起きたと思う」と語った。






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