●「脚取り」全面禁止へ 国際大会新ルール
国際柔道連盟(IJF)が来年2月の国際大会から試験導入する新ルールの概要が公表された。
1人審判制の導入に加え、相手の下半身への攻撃の全面禁止、
さらに、延長旗判定を廃止して決着がつくまで試合を続ける「サドンデス制」の実施など、
従来と大きく異なる変更が盛り込まれた。
脚取りの全面禁止については、
タックルなどで直接相手の下半身を攻めた場合は
一発反則負けとなる規定が2010年から適用されてきたが、
「直接持ったのか、返し技なのか見分けが難しい」(ビゼールIJF会長)との理由で、
新ルールでは相手に連続して技をかける「連絡技」や、
相手の攻撃を防ぐための返し技としての防御も含め、
帯から下の下半身に対して手や腕を使う行為はすべて反則負けとなる。