● 全日本女子が強化合宿 松本「投げ技磨きたい」
柔道全日本女子は20日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで
強化合宿を報道陣に公開した。
4年後のリオデジャネイロ五輪に向けての本格始動で、
右上腕部の負傷で戦列を離れている
ロンドン五輪女子57キロ級金メダルの松本薫(フォーリーフジャパン)も参加。
来年5月の全日本選抜体重別選手権での復帰に向け
「一本を取る柔道を目指し、投げ技を磨きたい」と力を込めた。
松本は既に軽めの練習から再開。一年を振り返り、
「少し大人になったと思う。多くの人に見られるので、ちゃらんぽらんの松本薫では駄目になった。
来年はまた成長した松本薫で畳に上がりたい」と意気込みを語った。
松本不在の11月の講道館杯とグランドスラム東京を、
18歳の山本杏(あんず)=神奈川・桐蔭学園高=が制覇したが、
「ライバルは自分しかいないが、下の子が出てくると、試合してみたくなる」と闘志をにじませた。
国際柔道連盟が来年2月のグランドスラム・パリ大会から新ルールを採用するため、
選手たちは、新たなルールにのっとった組み手争いも研究。
17日に始まった合宿は22日まで続く。