● 世界選手権、出場は9人までに=ルール変更で来年試験期間
全日本柔道連盟の上村春樹会長は31日、来年の世界選手権(ブラジル・リオデジャネイロ)から
各国・地域の出場選手数を男女各9人までとすることが内定したと明らかにした。
同会長は国際柔道連盟(IJF)理事を務める。
2010年東京大会から無差別級以外の男女各7階級の可能エントリー数が2人に増枠されていたが、
試合数の増加などが問題になり、IJFが見直しを進めていた。
変更後は男女各7階級で1人ずつに加え、自由に出場階級を選べる枠を二つ与える。
ただし1階級に3人以上は出場できない。
また、16年リオデジャネイロ五輪に向けたルール変更のため、
来年1月から約半年間、試験期間が設けられる。
実施内容は11月中に決まるが、審判1人制や寝技の時間短縮などが候補に挙がっている。
上村会長は来年5月の全日本選抜体重別選手権を国内のテスト大会とする考えを示した。
現行の「一本、技あり、有効」の3段階の判定基準は維持されるという。