● 柔道金・松本選手、大牟田の帝京大訪問
ロンドン五輪の柔道女子の金メダリスト松本薫選手(25)が28日、
大牟田市の帝京大・福岡キャンパス(福岡医療技術学部)の学園祭に登場した。
帝京大法学部の卒業生であることから招かれた。
一本背負いの模範演技や五輪の思い出話、質疑応答で交歓した。
松本選手は五輪初出場ながら、気迫あふれる表情で戦いぬき、日本柔道界で唯一の金メダルを獲得した。
司会者の質問に「国を背負うことはこんなに重いものかと実感しました」と語った。
9月の全日本ジュニア柔道体重別選手権大会の90キロ級で優勝した地元の大牟田高3年、
大町隆雄君(18)から、世界一になる心構えを質問されると、
松本選手は「集中力と相手を思いやる感謝の心」と答えた。
試合の緊張の対処法についても、「私の場合はまず喜びます。緊張が出ることは、
これから試合だと体が分かってきていることなので、あとは落ち着いて戦えばいいと考えている」と話した。
また、試合ではなぜか「空」のことを考えると落ち着く、と打ち明けた。