吉田秀彦が来年現役復帰へ
超豪華「パーク24」道場完成
92年バルセロナ五輪柔道男子78キロ級金メダルの吉田秀彦監督(43)率いる
男子実業団1部「パーク24」の初の道場が東京・目黒区内に完成し、
19日に完成記念式典が行われた。
約170坪(約562平方メートル)の敷地に、
地上6階・地下1階の超豪華施設で、総工費は非公表ながら十数億円とも。
吉田城を披露した監督は「創部3年目で立派な道場を会社に造っていただいた。
これに見合う結果をどんどん作っていきたい」とあいさつした。
柔道場は2面分の約150畳あり、
浴室とトレーニングルームのある地下には女子選手の出げいこも見越した女子浴室・更衣室も完備。
今後、土曜日の夕方に一般開放し、少年柔道教室の実施も予定している。
出身の柔道私塾「講道学舎」が閉塾するが、
吉田監督は「選手しかり、多くの人にきてもらいたい」と講道学舎に代わる新たな“柔道パーク”を理想に掲げた。
来年はプロ格闘家引退から3年。
全日本柔道連盟規定の選手登録も可能になり5月1日付で選手復帰を目指すという。
16年リオ五輪こそ目指すことはないが、
吉田監督は「目指すはチームの優勝。来年は僕も出られますので。お楽しみに」と満面の笑みで話した。
◆海老沼、次は金メダルだ!
ロンドン五輪男子66キロ級銅で今春入社の海老沼匡(22)が、
師匠・吉田監督から「これだけの環境をつくってもらったんだから銅ではなく、金メダルを取らないといけない」と
ハッパをかけられた。地下には海老沼が減量のためにと要望したサウナ室も完備。
10月末の世界団体選手権(ブラジル)で再出発するパーク24のエースは
「また強くなったと言われたい」と意気込んだ。